音葉文庫による『暮相』のカバーアート
暮相 音葉文庫の曲 ‧ 2024年

音葉文庫 – 暮相 歌詞 (Lyrics)

日本語 Romanized

歌詞

自分の時間だけ止まってるみたいだ
笑った横顔が僕を照らした
高く伸びる雲の景色を
あなたに当てはめてる

夕暮れの天津風
赤く染まるヒグラシの声がして
目が覚める

茜の丘踊る二つの影
あなたの声今も届くようで
遠くに逃げていく暮相の空を
眺めて想う夢を見てた

自分の時間だけ止まってるみたいだ
夏が呼んでいるそんな気がした
こぼれそうな言葉をすべて
静かに飲み込んだ

川を渡った
山を登った
海を覗いた
あなたの声がソーダのように弾けていく

星をなぞった
明日を描いた
今日を笑った
そんな記憶が僕を急かしていく

暮相に染まる
あなたの姿を
どれだけ想っても
まだ届かない

光の中揺れるあなたの髪
東の空覗く月がにじむ
額に流れる涙を写した
まだ僕はきれいな夢を見てる

自分の時間だけ止まってるみたいだ
昔の横顔が頭をよぎった
息を吐いて空を見上げる
あなたを待つ